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徳風会について
徳風会は祖先を正しく祀り、社会のために、また子孫のために、
広く陰徳をつむことを目的として生まれたものです。
その名称は大正13年にできたものですが、活動はそれ以前から行われていました。
現在、徳風会の組織は、北海道から鹿児島までの大都市はもちろん、
各地の市町村にいたるまで、全国各地に広がっており、
子孫のための「陰徳積み」、すなわち浄行を行っています。
徳風会

徳風会は修養団体であり、宗教団体ではありませんから、一宗一派にとらわれません。
浄行の代表的なものとしては、無縁墓の掃除、無縁慰霊供養塔建立の協力、
地蔵尊影の奉流、放生会、各家先祖の精霊供養などの功徳積みがあります。
徳風会においては、それぞれの都市や地方に会長をおくことはせず、
各地区に、有志の方々によるお世話人がおられます。

また会では、無理に入会や参加を勧めてはおらず、
浄行に参加された方が会員であり、入退会は自由となっています。
そして、これらの最高指導者として、三代目竹谷聰進師がおられます。



放生会と地蔵尊影奉流(地蔵流し)
放生会は、古くは唐の粛栄皇帝が、天下に勅して放生池を造りました。
その数八十一ヶ所あったとあります。
わが国は持統天皇三年八月に放生所を定められて以後、八月十五日に行うのが例となりました。

元正天皇養老四年十月に反乱のあった時、戦死した者に対し追善に放生会を行われたので、
これから全国で放生会が盛んになりました。
山城国石清水八幡宮の放生会は歴史にある有名な行事です。
放生会は、生命を取られようとする鳥獣魚等で、
人間に害を与えない動物を放って生命を助けるのが本意です。
救われたその動物の喜びを功徳として、ご先祖様への追善回向に、
また生存者に対する善行とするのが目的です。
昔から大富者や貧者の一部に先祖の追善追福を宗教家に依頼せず
家族の方が年忌日に密かに放生をしておられます。

地蔵さんは、お釈迦様亡き後、弥勒菩薩が人間界に現れるまでの無仏時代に、
庶民救済の一切をお釈迦様から託された方です。
地蔵尊影を水へ流す事を病気平癒をはじめとして現世祈願としてお勧めしています。
病気中に夢で地蔵尊影奉流(通称、地蔵流し)の方法を教えられました。
その教えに従って流し、病気が全快したという伝説よりはじまりました。
また、秋の全国徳風会地蔵流しの後、有志が高野山に集い、奥の院に夜参り致します。


無縁浄行
供養とともに日常の弛まぬ精進と努力の下において、
始めて神仏やご先祖からの功徳はお受け出来るものです。
浄行は、そのための一つの修行です。
○神仏やご先祖からの功徳は、供養とともに日常の弛まぬ精進と努力の下において、
 始めてお受け出来るものです。 浄行はそのための一つの修行です。
 そして、この浄行を通して徳風会が常に皆様にお勧めしている陰徳を積むこと、
 すなわち真の功徳積みが出来るのです。
 慰霊塔浄行は功徳積みのために させて頂くのです。

○「三輪清浄の布施」というのは
 施す者、受け取る者、施す物品(事)の三者共に清浄で空寂で
 「してあげた」とも思わず見返りも求めない、三者共に執着心がない真の布施です。
 慰霊塔浄行参加は無欲で参加し、
 個人的なお願い、祈願はしないで、諸霊の冥福をお祈り下さい。
 祈願することがあれば、自家の家庭墓(五輪塔)に
 また全国各地での地蔵流しで祈願して下さい。

○「無財の七施」の内の「身施」は、体を使って労力で奉仕して施すことです。
 また「心施」は、他のために心配り、思いやりの心を施すことです。
 「しんせ」をしましょう。

○盆にご先祖を供養すると共に、
 供養に恵まれない無縁の霊たちを供養するという風習があります。
 施餓鬼会は恵まれない三界万霊たちに供養を施します。
 先人達・ご先祖様達は家庭外の霊も供養を施して、
 さらにその功徳を先祖に回向し菩提を弔ってきました。
 供養を施しましょう。

○墓を良くするには功徳が必要であり、特に無縁慰霊塔の功徳が良く、
 功徳を積んで、その功徳をもって吉相墓を建てるのです。
 初代・竹谷聰進師は「陰徳をもっている人には、すぐお墓を造らせよ。
 陰徳なき人には、陰徳を積ませてから墓を造らせよ」と言われました。
 家族揃って陰徳をお積み下さい。

○有縁無縁慰霊塔の浄行は多数の人々が集まって行うことが大切です。
 一人で無縁墓のことをすると力負けするので五人以上で発起し、
 出来るだけ大勢で行う事が必要です。
 発起人の氏名などは一切、慰霊塔に書き残さないで下さい。
 陰徳になりません。


傍系供養祭
傍系供養とは、各家庭のお墓やお仏壇にお祀りする事が出来ない方々の、供養を勤めることです。
傍系供養とは、各家庭のお墓やお仏壇にお祀りする事が出来ない方々の供養を勤めることです。
この傍系に当たる方の中で、特に大切に勤めなければならないのが
自分と繋がる傍系先祖の供養です。
母方ご先祖は私達の肉体の存在を生み出した半分のご先祖であります。
直系ご先祖と共に、私達は母方ご先祖と共にも生きているのです。
そして、母方ご先祖の陰徳行為に依って少なからずの徳分を頂いている事になります。
又、業があれば正すべく供養をしなければなりません。

さらに、日々の生活を共にする夫婦に徳分を与えて下さるのは、
妻方のご先祖も同じであります。
妻方ご先祖は私達の子孫の繁栄に、大きな影響を与える事は言うまでもありません。
又、絶家した傍系先祖、兄弟があればその業を正すべく供養する必要があります。
この様に、私達には数多くのご先祖があり、その徳分を与えられています。
しかし、直系のご先祖と一緒に各家庭のお墓とお仏壇で祀って供養する事は出来ません。
各地の徳風会の傍系供養祭にお越し下さい。
 「供養は陰徳であり、陰徳積みは徳風会の理念」
正しく先祖供養・傍系供養を行なって下さい。
 12月 岡山傍系供養祭の様子です。

●放生会(ほうじょうえ)
中国の唐の時代にはじまり、日本においては持統天皇の御代より伝わる歴史的な行事です。
その本意は、命をとられようとする鳥獣魚類の中で、
人に害を与えない動物達を放って、その命を助けてやるという事であり、
救われた動物達の喜びを 功徳として追善し、生存者に付する善行とするのが目的です。

●地蔵尊影の奉流
徳風会では、地蔵尊影を水に奉流することも 徳積みの一つとして
会員の方々におすすめしております。
また、言葉の陰徳、衣服の陰徳、食事の陰徳など、
あらゆる陰徳積みの御指導をはば広くおこなっています。


●正しい慰霊供養塔(無縁・有縁慰霊塔)
施主不明で、お祀りする人のない墓石を1ヶ所に集めて供養する塔を慰霊供養塔といいます。
慰霊塔の主は、その土地の先祖であり、 また親であり、開拓者であり、先住者です。
そして、その土地の山、川、畑、道、池などは、これらの先住者が子孫のために労力を惜しまず、
財を費やして、開拓し、維持してくださったものです。
この方々をお祀りし、供養することは、
その土地の在住者の当然なすべき行いであり、
慰霊塔の建立、 その後のお掃除、供養を行うことはすべて陰徳になります。
また正しく慰霊塔を建立された市町村はその後、平和に明るく発展しています。
徳風会の公式サイトはこちらから
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